出会いサイトで知り合ったJKとデート援していた時の話である。
裾フリルのミニスカートがよく似合う、お下げ髪がキュートなカオリちゃんがデート相手である。
言っておくが、一緒に食事をしてお茶を飲んでお買い物をして・・・と言う清い交際だ。
カオリちゃんは性格も明るくて、何よりも僕をカレシだと思って接してくれる態度が心地いいことこの上なかった。
二人で食事を終えて冗談を言って笑い合いながらお茶を飲んでいると、突然、店の外に何かを見たカオリちゃんが声をあげた。
「ちょ!ヤバい!」
と、彼女は顔を伏せた。
「担任の先生なんだよ、あれ」
見ると、店の入り口でメニューを見ている禿げたデブのおっさんがいた。
確かに、デート援とは言え援助交際には違いなく、バレたら厳重生活指導ものだろう。
ただ、よく見ると、禿げデブ先生の横には見るからに若い女の子がいる。丁度、カオリちゃんと同じような空気を纏っている。禿げたデブのおっさんには不釣り合いな、父と娘と言っても納得するくらいの二人である。
ひょっとして、あれは援助交際なのではないだろうか?と思っていると、禿げデブ先生は彼女を伴って店に入ってきた。しかも、僕たちの丁度後ろの席だ。
さすがに、カオリちゃんは顔を伏せながら焦りを隠しきれていない。
愛人契約のような肉体関係を求めるメールばかりが届く
僕はちょうど彼らとカオリちゃんの間に入るように微妙に席を動かしながら「見つかったら親戚のお兄さんと言う事にしておけばいいよ」と彼女を安心させた。
幸いにも禿げデブ先生は、僕たちには気づいていないようだった。おしぼりで腋の下を拭きながら、無警戒な声が聞こえてくる。
「ミナヨちゃんは何が好きかなあ?おじさんはねえ、チョコパフェ大好きなんだあ」
そして、禿げデブ先生は運ばれてきた一つのチョコパフェを、二人で食べ始めた。
「はい、おじさん、あーん」
「んぐんぐ、ミナヨちゃんに食べさせてもらうチョコパフェは美味しいなあ」
僕が笑いを堪えながらカオリちゃんを見ると、彼女も肩を小刻みに震わせながら小声で言った。
「あいつ、今日、古典の授業で源氏物語の恋愛観を熱く語っていたんだよねえ」
顔をあげたカオリちゃんは、邪悪な含み笑いをしていた。
僕は、女の子をなめるように顔を近づけた上に、手を握って嬉々としている禿げデブ先生の姿を横目で見て、ちょっと同情した。
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